知覧茶と鹿児島茶の違いと特徴 2021年売上本数トップ3

2022年が始まりました。菱和園のホームページがリニューアルされて、10ヶ月が経ちました。まだまだ試行錯誤しながらの運営ですが、よりよいホームページになるよう精進してまいります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、2022年最初のブログです。今回は2021年の菱和園売上本数ベスト3の紹介です。


2021年菱和園売上数量ベスト3

第1位
受賞茶園の知覧茶#700 100g 756円


第2位
宇治抹茶 50g  540 円


第3位
受賞茶園の知覧茶 一番茶使用 100g 1080円



受賞茶園の知覧茶が2品ともランクインしています。菱和園の代表的なシリーズのひとつである受賞茶園シリーズ。なかでも1番人気の知覧茶にスポットを当てていこうと思います。


知覧茶と鹿児島茶の違い

『知覧茶』という言葉。聞いたことや見たことはありますか?知覧茶とは、鹿児島県南九州市で生産されたお茶のことを指します。南九州市は、平成19年(2007年)に頴娃町(えいちょう)川辺町(かわなべちょう)知覧町(ちらんちょう)が合併して誕生しました。

平成28年(2016年)度末までは旧3町の茶業者は、それぞれ独自のブランドで茶業に取り組んできましたが、平成29年(2017年)4月より南九州市の茶銘柄を『知覧茶』に統一しました。これにより、知覧茶はより多くの人々に、浸透していったんですね。
つまり、知覧茶は、鹿児島茶の産地のひとつになります。鹿児島県には知覧茶以外にも種子島茶有明茶溝辺茶霧島茶等多くのブランド茶があります。
まとめると、
鹿児島茶とは、鹿児島県内で生産された全てのお茶のこと
知覧茶とは、鹿児島県南九州市で生産されたお茶のことで、たくさんの鹿児島茶のブランドのひとつ
となります。

知覧茶の特徴

南九州市は鹿児島県の南部に位置し、温暖な気候で、朝晩の寒暖差が大きく霧深い気候が特徴です。また、火山灰をたっぷり含んだ土は、通気性や水はけがよく、お茶の栽培に適しています。市内には東京ドーム720個分以上の広大な茶園で100以上の茶工場があります。これだけの茶畑が広がった光景は圧巻の迫力でしょうね。鹿児島県は荒茶生産量では、静岡県(25,200トン)に次ぐ全国第2位(23,900トン)です。(令和2年 農林水産省「作物統計」より)
その鹿児島県の中で、南九州市はダントツのトップの荒茶生産量を誇り、県内シェアの約50%を占めています。全国でもトップシェアの生産地です。

鹿児島県内荒茶生産量ベスト5

順位 市町村 生産量(県内シェア率)
1 南九州市 13,940t(49.8%)
2 志布志市   3,845 t(13.7%)
3 枕崎市   1,661 t(5.9%)
4 霧島市   1,639 t(5.9%)
5 鹿児島市   1,066 t(3.8%)


     出典:鹿児島県農政部農業園芸課調べ

また、全国・鹿児島県茶品評会等で産地賞農林水産大臣賞等を数多く受賞しています。

茶葉の特徴としては、深蒸し茶が主流です。通常、茶葉は収獲した瞬間から発酵を始めます。発酵を止めるために茶摘み後に「蒸し」の工程があります。深蒸し茶では、この蒸し工程において、一般的な煎茶の約2倍の時間(約60秒〜80秒)をかけます。長く蒸すことで、渋みが抑えられ、まろやかなコクが出ます。また、葉が細かくなるので、抽出した時の水色は濃い緑色が美しく出ます。水色が出やすいので水出し茶にも適しています。


菱和園の『受賞茶園の知覧茶』

大隣岳(おおとなりだけ)茶生産組合の茶葉を使用しています。知覧町にある生産グループで20戸ほどの組合員戸数からなっています。全国茶品評会での農林水産大臣賞を始め、多くの受賞歴があります。
茶葉は深蒸し製法で、渋みが少なく、まろやかなコクと旨味があります。
一番茶は特に水出し茶にもおすすめです。弊社では、夏場の来客用に、一番茶の水出し茶をフィルターインボトルで作ることがあります。水出しにすることで甘みがより強くなり、とても好評で、度々お褒めいただきます。

2品を比較してみます。

茶葉は深蒸しなので少し細かいですが、どちらもとても綺麗な緑色で、一番茶の方がより深みがあります。


水色(すいしょく)は2品ともとても鮮やかです。深みのあるコクがお好みの方には一番茶、さっぱりとした味わいがお好みの方には#700がおすすめです。


『知覧茶』のブランド力は静岡茶等に比べるとまだ低いかもしれませんが、とても飲みやすく、水色もきれいな茶葉が多いです。是非、一度お試しください。

売上本数第2位の宇治抹茶は国内のみならず、輸出の伸びが非常に顕著な商品です。海外でも抹茶人気、日本茶人気は益々伸びていくことでしょう。

今年一年はどんな商品が売上トップ3になるのか、今から楽しみです。従業員一同、今年も皆さまに喜んでいただける商品づくりに取り組んでまいります。ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。